町屋の街路

兵庫津遺跡のうち北浜と南浜の地区は、海岸の砂丘の上にあるため、何度も砂を盛って改修されながら町が造られています。特に街路跡の断面をみると、砂と土を少しずつ交互に敷き詰めて固めながら盛っている様子がわかります。砂地のままでは通行に支障があるため、丁寧に路盤をつき固めたものと考えられます。

写真提供:兵庫県立考古博物館

2021年1月
※出典
「兵庫津ミュージアム建設に伴う発掘調査」 2021 兵庫県教育委員会